短編小説、小李の人生観

李宝の人生観 5

「稼いだお金は預金すべきだと思うでしょう! 私はそうしない。 お金を稼ぐたびに思いつくのは、どうやって遊ぶ、どうやって見聞を広めるということだ。 もしお金を稼いで、ただ預金するためとしたら、なんで稼ぐの! 使い切ったらどうするのと聞く? それは…

李宝の人生観 4

ある夜、李は女友達と一緒に腕時計を売りに行った。 普段彼女は学生のような格好をしている、口紅さえつけない。 しかし、自然で綺麗だ。 その日は真っ赤なストッキングとミニスカートを穿いて厚化粧もしていた。 彼女の格好には私もびっくりした。 全く賢い…

李宝の人生観 3

夜、李は10時過ぎになってやっと帰ってきた。 私を見るとすぐに感謝して言った。 「あなたの友人に感謝するよ。 しかし、そこに就職するのは決められない、1つの会社は中国との商売をしていない。 もう一つの会社は秘書を募集している、ずっと座っていて…

李宝の人生観 2

彼女の履歴書を手にとって見ると「修得外国語欄には、英語、ドイツ語、フランス語、中国語(広東語も)を書き込んでいる。 「それだけの外国語が出来ればきっと就職できる。 でも、羨ましいね。 あなたはどうやってこんなに多くの外国語を修得できたの?」 …

李宝の人生観 1

李宝は私が大連で知り合った若い中国人の女性だ。 彼女は私の隣に住んでいる。 私たちのアパートに引っ越してきてから間もなくみんなと知り合ってよい友達になった。 李が来たその日はもう夜の7,8時ごろだった。 私たち数人の古い店子は客間で話しこんで…

小明の世界観~大連より

写真は 大連市政府広場、人民広場です。 小明は聡明で明るくスタイル抜群、とてもセンスのいい魅力的で思いやりのある女性です。 男性がほって置く筈がないのですが、そろそろ結婚適齢期を越える年頃ですが、まだ独身なのです。 恋愛経験豊富な小明は理想が…