李宝の人生観 2

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彼女の履歴書を手にとって見ると「修得外国語欄には、英語、ドイツ語、フランス語、中国語(広東語も)を書き込んでいる。

「それだけの外国語が出来ればきっと就職できる。 でも、羨ましいね。 あなたはどうやってこんなに多くの外国語を修得できたの?」

「私はイギリスで生まれた、小学校に入ってからは学校で英語をしゃべって、家に帰ると、今度は両親が中国語で話しなさいと言った。 家の壁、戸棚にも至る所に中国語で書いた紙がいっぱい貼ってあった。 12歳の時、両親は中国広州のおばさんの家に私をあずけた。 広州で中学校、高校を過ごした。 それから広州外国語大学でフランス語とドイツ語を2年間勉強した。 広東語もその時に勉強した。」

「ははぁ、両親はきちんと手配してくれたね!」

李が困っている様子が見えたから、私はすぐ「応募先からの連絡はどう?」と聞いた。

「収穫は全然ない、大連に来てもう一週間が過ぎた。 もしこれからも就職出来ないなら私は香港へ行くかも、あるいは、イギリスへ行くかも。 私のお金はもうすぐ使い切るのだ。 このお金は私がある放送会社で番組制作をしたときに貰った給料だ。 彼らが払う給料は高い。 5分間で1000元だ。」

「じゃ、今その会社に就職できないの?」

「その仕事は大好きだけど、正社員になるのは難しい。 だから私はずっと頑張っている。」

「私は大手会社で働いている2人の部門長を知っているから。 彼らに紹介してあげるよ!」