仙人が住む世界、中国世界遺産 「黄山」

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黄山(ホアンシャン)は、中国、安徽省にある景勝地


伝説の仙人が住む世界を彷彿させる独特の景観から、古代から「黄山を見ずして、山を見たというなかれ」と云われる。


黄山の名は伝説上の王、黄帝がこの山で不老不死の霊薬を飲み、仙人になったという伝説に基づいている。


峰と雲が織り成す風景は、まさに仙人が住む世界「仙境」と云われ、多くの文人が憧れ、水墨画漢詩など中国独特の文化を生み出した。


黄山に立ち並ぶ山々は古生代に出来たもので、その石や岩は氷河や風雨による浸食が一億年に亘って繰り返され、現在の様な断崖絶壁の景観ができあがった。


海から流れ込む湿った空気は海抜1000m以上の峰々に漂い、大量の霧や雲を発生させている。


三主峰と呼ばれる蓮花峰、光明頂、天都峰があり、全73の峰がある。


荒涼とした風景を彩る「黄山松」は、岩の割れ目に根をはり、強い生命力を持つとして、尊ばれている。


怪石、雲海、奇松、更に温泉もある、これを「黄山四絶」という。


これらのことから、「天下の名勝、黄山に集まると云われ」 古代から中国の人々は黄山の美しさを「天下一」と称賛する所以である。