中国世界複合遺産、武夷山へ幻のウーロン茶大紅袍を求めて登頂。

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こんなに沢山の人が、幻のウーロン茶を求めて登山するのか?と思いました。


中国、福建省北部に奇峰奇岩の連なりがあります。


三十六峰九十九岩と形容され、これらを 総称して「武夷山」と言います。


白亜紀の地層から成る奇峰奇岩の一つ一つに名前が付いています。


大王峰、玉女峰、天游峰、天心岩、鷹嘴岩等。


これらの岩に根を張り、太古の岩の養分を食べ、早朝の光と 霧を浴び、岩肌を伝わって流れてくる水を飲み、さまざまな動植物と共生し成長している茶の葉を摘んで作るウーロン茶が岩茶です。


そんな険しい深い谷間にはえている岩茶は、天下に名をとどろかせている名茶です。


宋代の詩人范仲淹(989~1052年)は岩茶の生育する世にも希な情景を詠みました。


「渓辺奇茗天下に冠たり武夷の仙人いにしえより栽う」


こんな奇妙な所に生えているなんて、人間技ではない。


武夷の仙人が古に栽えたものとしか思えないと言っています。