霊魂が集まる冥府−中国世界複合遺産、泰山 1524m、中国五岳、泰山府君と閻魔大王に逢う、秦始皇帝など

山東省は古くから文化が発達、春秋戦国時代、泰山の北に斉、南に魯があった、この魯の国から孔子孟子墨子などが出た。4000年前の竜山文化の発祥の地である。

5月15日登頂−霊魂が集まる冥府−泰山。標高1524m、中国五岳の一つ東岳、紀元前219年秦の始皇帝が封禅の儀式のため登った山、以来、歴代の皇帝が即位する前に泰山に登って封禅の儀式を行った。泰山には泰山府君という人の寿命を司る神が住み、死者の魂が集まる冥府と考えられた。


中国では泰山に例えて、称賛してあの人は泰山北斗だという、非常に大きな泰山、遠い北斗星、仰ぎ見る尊い存在を意味する、ゆえにその道の大家を意味する。泰山は日本で言うところの富士山と同じような存在だろう。

封禅とは山神、地神に不老長寿や国運の長久を祈願すること。

中国五岳−泰山(山東省 東岳)華山(陝西省 西岳)衡山(湖南省 南岳)恒山(山西省 北岳)嵩山(河南省 中岳)−前漢時代五行思想の影響により生じた山。中国では東が一番前にくる。五行とは中国古代の学説、自然、人間、社会は、木、火、土、金、水の五つの元素の一定の循環法則に従って変化すると言う。中国古代の民間信仰を基盤に神の天賜による不老長寿、自然から生まれた道教思想。
ようこそ迷宮へ

泰山の中腹登山口、ここまでは超高速危険運転のバスで行ける、更に外国製ロープーウェーで南天門まで行ける、楽珍だ。ここから南天門まで歩くと階段は3000段あるので2〜3日は足筋肉痛で苦闘する。
日本より、中川家も登って来ました。
南天門、冥界の入り口

冥界の中

泰山府君閻魔大王に罪の重さを知らせる

冥界の商店街、地獄の1丁目、泰山府君が閻魔帳で調べる処、天国と地獄の境界線

こちらが天国

これよりさらに天国を目指す。桜が満開だった。今日は晴天なりまさに天国の楽園だ。

天国への階段

中国の5元紙幣の絵柄

始皇帝が紀元前219年ここより下界を見下ろしたのか?