中国アモイ(厦門)のコロンス島、華僑たちの華やかな夢のあと。

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当時、豊かな西洋文化の島だったコロンス島は、貿易で財を成した華僑たちを魅了しました。


そして、ここに豪華な別荘を建てることが彼らのステータスシンボルだったのです。


しかし、日本軍の占領、中国の建国、文化大革命と続く歴史の激動の中で、外国人も華僑も次々にこの島を去った後、成功者たちが住んだ豪華な屋敷跡には、一般庶民たちが住み着いた。


現在は、豪華な屋敷跡の軒先には汚い洗濯物がひるがえって、世間話の声が聞こえてくる、食事時には中国風の炒め物の匂いが漂う。


現在のコロンス島の街並みは、華僑たちの華やかな夢のあとなのです。


かつては贅を尽くしただろう建築が並んで往時のゴージャスな暮らしぶりを想像させますが、一般庶民の共同住宅となってからは、荒れ果てるままになっているのが残念である。


しかし、豪華な屋敷に貧乏人が住むこのアンバランスがコロンス島の不思議な魅力になっています。